「離婚した親と普段連絡を取っていないけど、死んだら連絡くる?相続で問題が起きそうで怖い…」
このような疑問をお持ちの方に向けてこの記事を書かせていただきました。
この記事では、相続に関する問題を多く解決してきた札幌大通遺言相続センターが、離婚した親が亡くなったら連絡がくる4つのケースと、死亡連絡を受けた場合の行動、こちらから存命しているかの確認方法について解説いたします。
いざ亡くなってから問題に発展しないよう、事前に知識をつけておきましょう。
離婚した親が亡くなったら連絡がくる4つのケース
まず、離婚した親が亡くなった時に連絡が来るケースを4つ見ていきましょう。
1.他の相続人から連絡がくる
遺産分割協議を行うために、全ての相続人に連絡をする必要があります。あなたが相続人となっている場合、他の相続人から連絡がくるケースが多いでしょう。
2.市役所から連絡がくる
一人暮らしをしていた親が亡くなった場合は、市役所が戸籍をたどり身寄りを調査するため、連絡がくる可能性があります。遺品や遺骨の引き取り依頼のため連絡がくるケースが多いです。
3.警察や消防署から連絡がくる
親が交通事故や自然災害などで亡くなった場合、警察や消防署から遺族に連絡があります。また、親が突然亡くなった場合も、警察が遺族に連絡が来る場合があります。
4.弁護士や司法書士からの連絡
離婚した親が遺言を残していた場合や、遺産管理人が任命されていた場合は、弁護士や司法書士が遺族に連絡から連絡があります。また、遺産分割協議や相続手続きの進行状況についても報告されることがあります。
次に連絡を受けた後の対応についても見ていきましょう。
離婚した親の死亡連絡を受けたあとの対応
離婚した親の死亡連絡が来た後は、相続をしたいかどうかで変わってきます。
離婚した父親又は母親と関わりたくない場合は相続放棄する
遺産に関わりたくない場合、相続放棄を検討できます。相続放棄を行うことで、遺産に関する権利や義務を放棄できますが、放棄後は取り消すことができないため、慎重に判断しましょう。相続放棄の手続きは、家庭裁判所で行われます。
相続する場合
相続する場合、まず行うことは「財産調査」と「相続人調査」です。
財産調査では不動産、預金、株式、保険金などを把握します。故人の遺品や書類から情報を集める必要があるため、時間がかかるケースが多いです。
相続人調査では、まず遺言書の有無を確認します。遺言状は法で決められた相続人よりも優先されるため、調査を無駄にしないためです。次に、故人の戸籍謄本を役所で取得し、直系血族(配偶者、配偶者、子、孫、両親、祖父母)を確認します。
遺言書の有無が明確で、近所に親族が揃っている場合は自分で行うことも現実的です。
しかし、手間と時間が多くかかり、相続税の申告や不動産登記(2024年4月1日以降義務化)にはタイムリミットがあります。葬儀や告別式など行事も立て込み手が回りにくくなることも事実です。
札幌大通遺言相続センターでは無料相談を実施中
そんな時は、札幌大通遺言相続センターの無料相談をご利用ください。
手続きが複雑で大変な場合は、プロに相談しましょう。札幌大通遺言相続センターでも無料相談を実施しております。あなたの状況に合わせて必要な書類や手続きなどをお伝えすることもできますので、まずは一度ご相談ください。
もちろん、ご自身で手続きが可能なようでしたら、そのご提案もさせていただきます。その際は費用はいただきませんのでご安心ください。
ラインでの受付も実施しておりますので、お気軽にご相談ください。
離婚した親が亡くなっているか不明で確認したい場合
反対に、あなたから離婚した親が存命かどうか確認したい場合の方法について紹介していきます。
前提として、相続放棄を考えている場合は連絡の必要がありません。相続をしたい時に連絡することになります。
戸籍謄本を取得する
自分の両親であれば、委任状なしで戸籍謄本を取得できます。両親の本籍地のある市区町村役場で交付を請求、窓口・郵送・コンビニのいずれかで受け取れます。
ただし、それぞれ以下の条件があります。
- 窓口:現地に行く必要がある
- 郵送:郵送請求書、請求者の本人確認書類のコピー。郵便局で購入した為替証書
- コンビニ:マイナンバーカード、本籍地管轄の役場が「戸籍謄本のコンビニ交付サービス」に対応している
まとめ
今回は離婚した親が死んだら連絡がくるのかについて解説させていただきました。最後にポイントを振り返りましょう。
離婚した親が亡くなったら連絡がくる4つのケース
- 他の相続人から連絡がくる
- 市役所から連絡がくる
- 警察や消防署から連絡がくる
- 弁護士や司法書士からの連絡
連絡が来た後の行動
- 離婚した親の死亡連絡を受けたあとの対応は相続するかどうかで変わる
- 相続しない場合(関わりたくない場合):相続放棄をする
- 相続する場合:財産調査と相続人調査を行う
「何をどう調べたら良いのかわからない」「書類を集めたり、相続人を調査する時間がない」などお悩みのことがございましたら、札幌大通遺言相続センターの無料相談をご利用ください。
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