私たちは、あるとき突然、「相続人」になる日がやってきます。相続人になると、遺産相続や相続税の納税手続きなどをする必要があり、「知らなかった」では済まされなくなってしまいます。
「いまはまだ大丈夫」と思って油断していると、後悔することになるかもしれません。そうならないためにも、ここでは相続未経験の方々にぜひとも知っておいてほしい相続に関する基礎知識を解説していきます。
「相続人」はどのように確定するの?
正確な相続人は亡くなった方の『戸籍』を収集することで確定します。
これは全ての相続手続きに共通するので「まず初めに戸籍の収集を行なう」と考えて頂いて間違いありません。
相続人は大きな財産を手にすることもありますので、今まで見たこともないような相続人が突然現れたり、家族が知らない相続人が戸籍収集によって明らかになることもあります。
戸籍収集の手順は大きく次の2つがあります。
亡くなった方の【戸籍謄本】【除籍謄本】【改製原戸籍】を出生から死亡まですべて取得
通常、この段階で亡くなった方の『両親』と『子供』そして『配偶者』が確定できます。
子供(孫の誕生後に子供が死亡した場合を除く)や直系尊属がいない場合には、亡くなった方の「兄弟姉妹」が相続人となり、その確定のために「亡くなった方の両親の戸籍謄本等」も取得
この「相続人の調査」が正確でなかった場合、あとから本来の相続人が現れ、進めていた遺産分割の話し合いが白紙に戻ることとなってしまったり、場合によっては本来の相続人から訴訟を提起され、さらなる相続トラブルに繋がることにもなりかねません。
亡くなった方の戸籍は数箇所の役所にまたがることが多く、日中お仕事をされている方には大変大きく、煩わしい負担となっているのが現実です。
札幌大通遺言相続センターでは、「相続人調査サービス」としてお亡くなりになった方の戸籍収集だけの業務も請け負っております。
遺産の評価はどのように行うのか?
民法上、相続手続における財産評価方法は定められておらず、一般的には時価で計算していくことになります。
しかしながら、評価方法によって財産価格に幅が出てしまったり、また民法と税法では、遺産の対象やその評価の扱いが異なるなど、専門的な判断が要求され、注意が必要です。
特に相続税が発生するような案件では、相続に詳しい税理士等の専門家に相談する必要がありますので、適切な専門家を当センターにてご紹介させて頂いております。
遺産に該当しないもの
法律上、遺産として扱われないものには大きく分けて3種類あります。
- 財産分与請求権・生活保護受給権
- 身元保証債務・扶養請求権(受取人指定のある生命保険金など)
- 墓地、霊廟、仏壇・仏具、神具など祭祀に関するものなど
プラスの財産とは?
プラスの財産とは、その名の通り、資産的価値がある財産のことです。わかりやすくいえば、その財産を売却すればお金になる、という意味になりますね。
主なプラスの財産は以下のようになります。
- 不動産(土地/建物)・・・自宅・アパート・店舗・貸地など
- 不動産上の権利・・・借地権・地上権・定期借地権など
- 金融資産 ・・・現金・預貯金・株式・国債・貸付金・売掛金・手形債権など
- 動産・・・自動車・家財・骨董品・宝石・貴金属など
- その他・・・ゴルフ会員権・著作権・特許権など
マイナスの財産とは?
相続財産で忘れてはならないのは、マイナスの財産です。これは、主に借金・負債のことを指します。プラスの財産だけではなく、マイナスの財産も一緒に相続されるという点にくれぐれも注意しましょう。
- 借金・・・借入金・買掛金・手形債務・振出小切手など
- 公租公課・・・未払の所得税・住民税・固定資産税 など
- その他・・・保証債務・未払費用・未払利息・未払の医療費・預かり敷金など
まとめ
道内最大規模の司法書士在籍数を誇る【札幌大通遺言相続センター】は、札幌を中心に「遺言書作成」「相続手続き」「相続放棄」「登記名義変更」のご依頼・ご相談を幅広く承っております。
無料相談は「事務所面談」「メール相談」「ビデオ通話」の3つからお選びいただけますので、お客様のご都合に合わせて柔軟に対応することも可能です。
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